あごひげりゅーごの一魚一会

北海道の大自然で釣り三昧しているあこひげアングラーです。Twitterやってます。→@higeryugo

あごひげ流サクラマスとヒラメのコスパ最強タックルセッティング

たまにはこんな解説もやってみようかと。

特に需要があるとは思えないけど、これから始めるビギナーの方々にご参考になれば幸いです。初めに言ってしまうとロッド・リール合わせて3万円くらい。サクラマスやヒラメを狙うのに最低ラインなタックルとコスパ最強!と私が思っているセッティングです。

 

それぞれ記載すると同時に説明していきます。

 

 

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・ロッド

 

シマノ/エンカウンター S96M

 

サクラマスとヒラメや遠投ロックフィッシュで活躍しているロッド。

主に使うルアーは21g~35gで20g以下になると着底の感度が取りにくく、35g以上になるとキャストが少し厳しくなるかな。35gも40gも飛距離が変わらなくなる印象。

 

サクラマスではJackson社のathlete 14ssを愛用しておりその重量は25gで丁度良い。飛距離を出したい時のメタルジグは28g~35gを使う事が多い。当然ルアーの種類にもよるが30gが最も扱いやすいかな。

ヒラメでのジグヘッドにおいては21g~28gを中心に状況に応じて14gや35gも使います。14gになると風があると着底を取るのは難しい。

 

ロッドそのものについては正直な事を言えばもう少しコシが欲しいとは思う。魚が掛かった時には根本から「ぐにぃ~!」と曲がり、特にバラシやすいサクラマスにとっては吸収してくれるのでファイトをする時には安心できる。また、私は早合わせ&強めフッキングをクセでやってしまうのでこれくらいしっかり曲がるロッドの方が向いているのかもしれないとは感じている。

 

ただし硬さがM(ミディアム)ということもありサクラマスでもヒラメでも大型となるとロッドパワーが物足りなく感じる。上げられない事はないが大型を狙うのであればM/MHや、MH(ミディアムハード)でも良いかと思う。または他のロッドの腰があるもの。しかし柔らかいロッドはファイトが楽しいんだよな~!って事で結局悩んだ末に保留している。

 

値段についても1万円強で購入可能なのでエントリーモデルとしては十分な性能を発揮してくれると思う。

 

 

・リール

 

シマノ/21アルテグラ3000XG

 

詳細はたくさんのYouTuberがインプレしているのでそちらを確認して欲しい。

 

ネットで神コスパとして話題のこのリール。

サクラマスやヒラメを釣る上では全く問題の無いスペック。ちなみにこのリールでロックフィッシュも淡水での釣りも全てこなせる。かなり気に入っている。

 

私は磯でライトショアジギングを楽しむことが多いのでメタルジグをフルキャストした際に約100mの飛距離が出る。そして磯で水深が深い場合は150m巻きだとライン残量が心もとなくなる。その為、後述するPE1.2号を200m巻けるスプールが大事になる。こちらはPE1.2号であれば400mは巻けるかな?その余裕があるのも安心できる。

 

値段についてもお買い求めやすい1万円強で釣りを初めて「ちょっとだけ良いリールで何にでも使えるのが欲しいな」という方にはこちらをオススメしたい。

 

また予備として、ダイワ/レガリスLT 3000-​CXHを使用している。

こちらは1万円弱で購入できとてもLTの名の通りとても軽いのが良い。ただ軽い分前述のスプールが浅いのでライン残量は少し気になるところ。他のスペックについても細かく見るとハイクラスリールに当然劣る所も多いが、サクラマスやヒラメを釣る上ではスペックに個人的に不満は見当たらない。ロックフィッシュ狙いではメインで利用している。

サブリールやこれから釣りを始める方にもとてもオススメできるリール。

 

 

・ドラグ設定

 

主に口が柔らかくバラシやすいサクラマス釣りが中心です。結構大事な部分。私は基本的に約2㎏で設定。素手で強く引っ張ってイテテテテってなるくらい。指の関節とかでやると切れちゃうくらい。

本来はドラグ設定ラインの1/3と言われておりPE1.2号の強度は10.89kgなのでもっと強く設定しても大丈夫なんだけど、ただ思いっきり合わせてアワセ切れを経験してから少し弱めにしているのと、なんとなく引っ張った感覚で覚えたのが2㎏というのが理由で、これ以上だと素手だとラインを出すのが難しいから。私の経験上2kgだと思いっきりアワセを入れた時にほんの少しドラグが出るか出ないかで、これ以上ドラグを閉めるとラインブレイクをする訳ではないが特にサクラマスは口が切れてバラシてしまいがち。

サクラマスは前述の通り口切れしやすいしヒラメも掛かりどころによってはバレやすいのでフッキングをした後は約6ノッチ(6回カチっと鳴らす)ドラグを緩める事が多い。ただこれも状況次第で周りに擦れるような根がある場合はドラグを緩めず少し無理矢理釣り上げる事もある。

 

たまに「フック曲げられた~」とか「ファイト中に抜けた~」とか言う人の大半はフックの返しまで貫通していない事が大半だと思う。フックを曲げられるのはしっかりと貫通していない為にフックの先端がてこの原理で曲げられている事が多いしバレたのもしっかりと貫通していないから。(掛かりどころが悪かったのもあると思うけど)そういう人に限ってドラグがゆるゆるな事が多い。

ドラグがゆるゆるだとフッキングした時に自分が思っている以上にフックに力は掛かっていない。アワセた瞬間にドラグがジジジジジって出る人は確実に緩すぎで貫通出来ていない可能性が高い。一回「ジ」と出るくらいが丁度良い!はず

「いやアワセでドラグ出るけど今まで釣れてるし」って人は【たまたま】フッキング後に魚が反転したり泳ぐ事によって貫通した(つまり向こうアワセな)だけで、純粋にフッキングで貫通していないと思う。ここまで強気に言えるのはサクラマス釣りにおいてファイト中に根擦れ以外でバラシた事が無いから!根擦れによるラインブレイクやフッキングしたけどそもそも乗らなかったというのはあるけれど、フッキングして乗ったけどファイト中にバラしてルアーだけ帰ってきたって事はゼロです。

思った以上にフックにロッドを通して貫通させるだけの力を入れるというのは大変な事を理解して欲しいとは思う。プロアングラーが大物を釣る時にジャンプしてアワセたり、竿を立てたまま後ろに下がったりするのはそういう事です。ロッドを立てた状態で2㎏の物を持ち上げるのはかなり大変。じゃあどうやったフックまでしっかりと力が伝わるのか?それは既に皆さんも実は知っています。

根掛かりした時にロッドを立てた状態だとラインって切れないけど、寝かせて引っ張るとラインは切れる。つまりロッドを立てなければ力はしっかり伝わる。だからプロアングラーはジャンプしたり下がったりしてロッドを立てて合わせるのではなく身体の移動を使って合わせている。

 

そんな感じでロッドを通すと力は本当に掛けられないからドラグゆるゆるな人は一度見直してみてね。もう一度言いますよ!素手で思いっきり引っ張りイテテテテを我慢して引っ張ってドラグが出るくらい!そしてフッキング後に魚のサイズに合わせてドラグを緩める余裕を持つ。がオススメです。

そんでもってサクラマスの場合は鬼フッキング!って感じではなくグッと重みを乗せて腰を入れる感じ!ただしヒラメは鬼フッキング!!!

 

あと、しっかりと測りたい場合はドラグチェッカーの購入をオススメしますが、私は2リットルのペットボトルで設定し2㎏のドラグがどれくらいなのかひたすら手で引っ張り力の入れ具合というよりは痛みで覚えた。だから必ず素手でやっていて手が良く切れている。。

測り方ペットボトルに水を満タンに入れてそれにラインを結びロッドで持ち上げる事によりおおよその値が分かる。ロッドで持ち上げる際に平行より角度を上げるとロッドが最悪折れるので平行より下で持ち上げるように注意してね。【ドラグ測り方】で調べると色々出てくると思う。

 

 

・ライン

 

PE1.2号/フロロ22lb

(※2022年2月21日現在はナイロンのGT-R ULTRA25lbになりました。)

 

ブログの読者の皆様であればお分かりの通り、私は大物であるヒラメやサクラマスをラインブレイクでバラシている。根擦れで切れてしまった経験から色々なラインで試行錯誤していたが今はこの状況で落ち着いている。

PEはシマノ/ピットブルの4本綴りを愛用。一度8本綴りを使用したが4本よりライントラブルが多く感じ、また1本1本の耐久性(実際は分からないが)を考え4本綴りに落ち着いた。また一番大きいのは価格差。4本綴りは8本綴りおおよそ半額で購入が可能。

私は釣りにおいてロッドやリールにお金を掛けるよりも魚により近いフックやラインにお金を掛けるべきだと思っている。(それなら12本綴り買えってツッコミはご遠慮願います何卒)

その為、必ず使用後のルアーは水に漬けて塩抜きもするしフックが錆びたら当然交換する。ラインも同様で必ず毎回手入れをして釣行回数が多い事もあるが半年に1回は必ずライン交換。ラインの値段が高くなると交換頻度を落としがちになってしまうので、お財布に無理の無い範囲の安いラインで交換頻度を上げるようにしている。

ファイト中にラインブレイクした経験から一時期は1.5号も使ってみたりしたが飛距離に差を感じる事が増えたので1号にしてみたりと迷走していたが、結局のところ1.2号で落ち着いた。そしてラインはメジャーな150m巻きではなく必ず200m巻きにしている。

 

ショックリーダーについても今は22lbのフロロカーボンで落ち着いている。これはメインラインもそうだと思うが、正解は無くそのポイントに応じて使い分けるのが良いと思う。漁港内のロックフィッシュや湖でのトラウトゲームでは16lbを用いる事が多い。

 

私の場合は水深の有る磯を戦場とする事が多いため、根に擦られても耐えられるように根ズレに強いフロロカーボンで22lbにしている。ショックリーダーの長さはヒトヒロ(手を広げた時の長さ。おおよそ身長と同じ長さ。)くらいかそれより少ないくらいが多いと思うが、私の場合はなんとサンヒロ取る。私は身長が172cmなので恐らく4m以上は取っていると思う。

正直やりすぎだと自分でも思うしヒトヒロでも十分だと思うが、磯で釣りをする事が多い私はこのリーダーの長さに何度か救われた事がある。サクラマスとのファイト中に擦れた感触が有りなんとか釣り上げてみるとリーダーが擦れてボロボロになっている事があった。そういうファイトを経験していくと辿り着いたのが5mという長さのリーダーになってしまった。しかし、これも同じように磯を主戦場にする人は同じくらい長い人いるのではないか?居たら挙手。

ちなみに私はサーフでもサンヒロにする。駆け上がりで擦れてラインブレイクが嫌だから。。。ヒトヒロ未満にする時は漁港内で何らかの釣りをする時くらいかな。

 

ちなみにラインの結束(ノット)は必ずFGノット。これはリーダーが長いためどれだけ垂らしを長く取っても必ず結び目がキャスト時にガイドに擦れるため、結び目が小さく強度も高いためだ。初めはノットも苦戦したが慣れてしまえばキャスト時のライントラブルも減るし良い事尽くめなのでFGノットにすることをオススメする。

それとたまにFGノットの練習をして綺麗な結び目をアップしている方を見かけるが大抵の場合は締め込みが甘そうに見える。締め込む時は必ず濡らした状態でグローブ等をして思いっきり引っ張りPEラインが焦げて色が変わるくらい締め込まないとあっさり抜けちゃうから気を付けて欲しい。あとフロロカーボンのラインの最後はライターで炙る派。

 

と、主にタックルセッティングというよりドラグ設定とリーダーの長さの話ばかりになってしまったが、結局のところは皆さんそれぞれが通うポイントで自らの釣りのスタイルに合わせたタックルセッティングになり正解は人それぞれになると思う。私が辿り着いたのはたまたまこうなっただけ。

 

私も現在はこのセッティングだが実際には、ロッドは10ft強のMHでPE1.5号とかもう少しパワーのあるタックルで大物も安心して抜けるタックルが欲しいと感じてはいる。特にヒラメ狙いのとき。

 

ただ前述の通り

 

やっぱり柔らかいロッドでのファイトは楽しいんだよなぁ。。。

 

 

最後に

 

長文を読んでくださりありがとうございます。普段よりも一層思い付くままに記事にしたので誤字脱字も多そう(チェックしろ)

また書かれている事には間違いや疑問に思う所もあると思います。これは完全に私の経験則で書いているのでこれからも私の中でバージョンアップしていき変わる事もあると思います。何かオススメのセッティングが有れば教えてください!

 

 

また、ご質問あれば何でもお答えするのでコメントやTwitterInstagram等のDMでご連絡くださいね。

 

では。